TOMOIKU 共育-経営者が思う21世紀

経営30年で経験や想うをことを綴っています。センスある生き方や生活が彩られますように…

「先送り」で面倒な仕事を片付けるワザは、組織で生き残る戦略!

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 頑張る!真面目!で心が病む前にズルくなろう!

<雑誌「プレジデント」を参考にしています>

仕事を頑張っている人や、真面目に捉えている人ほど、仕事に疲れて仕事から逃避をしたくなっているように感じます。

それは経営者でも同じで、真面目な社長ほど精神的に自分を追い込んで、自分で人生のピリオドを決めていることもあり、私は経営していて30年、法人の葬式に行く社長の死因の半分近くは自殺でした。

やはり業種によって社長の正確には特徴があって、自由な企画を打ち出す会社と、技術を極める会社…社長の性格もイメージできますね。

それは社員も同様です。

競争が激しいけれど世界を股にかける仕事で出世したい人と、他人と関わらないような仕事を選択する人とでは、まるで生きる道が違うのです。

でも、人生で1度は仕事をやめたいと思ったことがあるのではないでしょうか。

そんな時、ズルくなってみませんか?

まず、どんな仕事でも「すぐ」やるのが鉄則で、サボって良いと言っているのではありません。

自分を追い込む前に、ちょっとズルくなってみませんか?というお話です。

その結果、自分及び仲間・上司・会社に利益をもたらす場合があるのです。

堅い「先送り」によって、仕事が捗って組織で生き延びることができるのです。

「この子、潰れないように気をつけなくちゃ!」と思うのは、何でも1番頑張り、1番であることを自分で望む社員です。

 

世の中、トップランナーがずっと勝ち続けることは本当に難しく、二、三番手が最終的に成功して生き残るケースが多いのです。

上手に立ち回ることは、この社会では必須。

ちょっと面白い雑誌があったので、実際の人間社会に当てはめていきたいと思います。

 

物事を堅く棚上げして、自分を追い込み成功させる

「先送り」はネガティブな言葉ですが、「火事場の馬鹿力」という言葉があるように、猶予がないというタイミングでこそ力を発揮できる人がいます。

私はどちらかと言うと、「先送り」タイプで、追い込んで追い込んで企画案が出るタイプです。

私の場合は意識して「先送り」をしている訳ではありませんが、その人間のギリギリの状況を想定して先送りをする方法があります。

 

「積極的先送り-Active Procrastination」

 アメリカの心理学者が調査したのですが、先送りには、時間管理が下手といったマイナスイメージがありますが、そうではない「先送り」も存在し、締め切り効果で自身の持つ能力をフルにアウトプットすることで、面倒くさい仕事を一気に片づける方法もあることが証明されています。

  

「対捕食者戦略」生物学的に正しい「先送り」対処法

 

生き物の原点、それは“生きる”ことです。

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毎日を生きる。

生き延びなければ、明日はない。

生き物の世界には食うものと食われるものがあります。

やるか やられるか…これが現実です。

自然界では結果として、生き残れたものが強いのです。

自然界の絶対ルールです。

 

生物に求められるもの。

それは仕事をしめられるモノとして、次々と立ちはだかる苦境をやりすごすことで、襲いかかる敵をうまくやりすごす術と知恵を持つことです。

 

自分を守る…

 

自然界で生き残れた生き物は、「先送り」に含まれる「死んだふり」対処法で極限を耐えているのです


そして死んだふり対処法の生存率は93%と高い!

 

死んだふり?実際自分を殺めることではないですよ!

死んだふりをするということは、つまり動かないという行為は時に生き延びる最善の方法になるのです。

 

例)鶏は天敵の野犬に噛まれると一瞬ダラっとして動かなくなり、野犬は一瞬その獲物を放してしまう…そのスキに鶏は逃げる。

 

このような死んだふり行為の有効性は、企業や業務の割り振りなどでもみられることで、誰かが担わないといけないハードルが高めの仕事など、面倒くさいミッションを、あなたが得意であるならばいいのですが、不得意だった場合首をつっこむとマイナス評価になり、死活問題にとなってしまいます。

頑張ってしまう人は、いくつも案件を持っているにも関わらず、評価されようと無理して受けてしまい、精神的に病んでしまうのです。

案件によっては、自分の“気配”を消す技を身につけることによってあなたは助かるのです。

逃げるのではなく、判断をいったん保留して決めない勇気も必要であるということです。

私は他の記事で判断力が必要なことも書いてきました。

ほとんどのことは、スグに行動する判断と決断力が必要です。

しかし、やる気を見せたい・評価されたいという自分の秘めた思いだけで、ハードルの高い仕事を自ら迎入れてしまうような「悲劇」は回避しましょう。

 

人にはそれぞれの「生き方」がある

ビジネス書ではポジティブに!前向きに!と、後ろから押される話が多いですが、人は皆同じことに共感し・同じことを得意としているわけではないのです。

 

「積極的先送り戦略」をして、土壇場で力が発揮できる人だっているのです。

 

「対捕食者戦略」で自分をコントロールすることが、生き抜く方法の人だっているのです。

 

たまには、心のガス抜きをしないと、長い人生に疲れてしまいますよ。