TOMOIKU 共育-経営者が思う21世紀

経営30年で経験や想うをことを綴っています。センスある生き方や生活が彩られますように…

出世する人の心配り!あなたは自然にそれができるか?あなたはどう思われているか?

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出世する人を知る!クラブのママが知っている

雑誌に銀座のクラブのオーナーママの記事があったのですが、彼女達は人格者でないと経営ができないほど、人に対して心配りができる知識人です。

 

私は女性ですが仕事上、接待をされたり接待を設定したりと、クラブにはよく行っていました。

 

彼女達は「空気の間」というものをすごく理解していて、人として尊敬に値します。

 

広い分野における知識と、世界情勢・新しいニュースと、何を話題に出しても知ったかぶりをしないで、相手に合わせて会話をします。

 

持ち上げられるのが大好きな社長達の会話の中で、たとえ知っている知識であっても、ちょっとは知っているけど社長ほどの知識はない様子を醸し出し、相手を気持ちよくさせてくれるのです。

 

私が起業した30年前は、女性が生意気と言われた時代ですが、今思えば確かに生意気な人が多かったような気がします。

男性社会で生きていくために、背伸びをしてしまうからですが、現代は女性だからできる「しなやかな対応」で生きていかれる時代になりました。

 

どの社会でも同じことが基準


私の大好きなクラブのママが語っていたことと、雑誌に記載されていたことが同じだったので、出世する人はどの時代も同じで、本物のお金持ちも品がある対応ができるものだと思ったのです。

 

超一流と感じられる人は「気配り」ができます。

 

ズバリ「品がある」のです。

 

酒の場でも、お店の雰囲気を壊す会話や飲み方をせず、接待されたにも関わらず威張ることなく、みんなが楽しめるように心がけています。

 

自分が出世したい方は、相手が「契約するから…」的な、甘い言葉を言って接待してもらおうとしている人を信用しては、自分が出世しない方向の人脈づくりや取引先を作っていると思ってください。

 

本当に困ったとき、そのような人は親身になってくれることなく、裏で何を言っているかわかりません。

 

これは、本当に共通しています。

 

雑誌で書かれている内容の気配りの例ですが、「お店が混んできたタイミングで席を立ったり、目立たないけれど頑張っているボーイさんを労ったり、ママに対して感謝の気持ちを伝えるなど、最後の最後まで周囲への気配りができる。」ということです。

 

ひと盛り上がりした場の後、お店に心配り・主張しない人に心配り・ママにも心配り。

 

俺は客だから!と気分を害するような相手にも、ママはニコニコしています。

 

しかし、人間 対 人間 です。

 

威張って店の雰囲気を悪くする人と、全ての状況・スタッフに心配りができる人が、次回お店に来ていただいた時、ママはどちらに成功してほしいと願っていると思いますか?

 

「ありがとう」と感謝の気持ちが、お互いに生まれた感情によって、ビジネスは大きく変わります。

 

接待主とママの関係が良好であると、同じ戦友としてビジネスの成功を遂行し、それは接待された方も感じられ、気持ちのよい仕事ができます。

 

今は、接待が減っている時代ですし、そのようなコミュニケーションを必要としないビジネスにもなっていますが、「人」としてどのようにつきあうか?という人の心は同じです。

 

自分を大きく見せる人は、逆に底が浅い印象を与え、成功する人は自分をバカに見せることが上手です。

 

見立たない人を見下すような態度を取ったり異性にだけいい顔している人をカッコいいと思いますか?

 

見立たない人の仕事も労えて、同姓に感謝できる人って、私はとてもステキな人に感じられます。

 

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経験から学んだこと

 

こんな事を記事にしているのは、経験から感じたことを書いています。

 

数十年前に、大きな仕事と思われたのですが、途中で契約解除した仕事がありました。

 

契約金200万は払い済みで、同等の立場の取引先数社の社長が集まりました。

 

接待を受けている間は、社長達を褒め称えるのです。

 

店を出て、接待主はいい気持ちになっているようでした。

 

契約に関して・時間に関して、仕事だけを見ていると信用してもいいのかもしれないと思っていたのですが…

 

店を出て、小さな犬が駐車場を走り回っていました。

 

私は動物が大好きなので、しゃがみ「危ないよ~」と犬を抱き上げようとした瞬間、その接待主が足でその犬の首を踏んづけ、更に蹴っ飛ばしたのです。

 

キャン!って犬は泣き、私はびっくりして抱き上げたのですが、犬が逃げて追っかけている飼い主さんは接待主に平謝りしながらも睨んでいました。

 

確かに、犬が放れてしまったことは良いことではありませんが、犬の首を足で踏んで蹴る行為に対して、私は違和感を感じました。

 

世の中、全ての人が動物が好きなわけではありません。

 

しかし、死んでしまうほどの行為をするのは異常だと私は判断し、その人がリーダーとなるプロジェクト参加はできないと思ったのです。

 

酔っているからこそ、「化けの皮が剥がれた」と私は感じました。

 

本物の紳士だったら、そのようなことは絶対にしません。

 

契約書に添って、契約金は返金しなければ民事裁判・逃げるようだったら詐欺罪として刑事事件にすると伝え、私は金銭的に損することなく契約解除しました。

 

その後、接待主は詐欺とわかり多くの人が金銭トラブルに巻き込まれ、借金を作り返済できない社長が自殺してしまう出来事まで起きてしまったのです。

 

社会ではでき上がった関係を壊すことがタブーに感じられますが、「おかしいな?」と心が感じたことは自分を信じて、「ことわる勇気・嫌われる勇気」を持った方が、長く続くであろう苦しみより、長い人生の糧になります。


そして、クラブのママが言われているような小さな気配りができる人は、「人の心」にやすらぎを与え、心が動かされるものだと思うのです。

 

契約に関わることは万全だったにも関わらず、酒が入り大きな気持ちになって横柄な態度になる。

 

付き合わないほうがいい相手。

 

詐欺ではないとしても、身の周りに自分の人生にとって付き合わないほうがいい人と距離をとった方が、自分が苦しまないですみますし、とても気持ちのよい時間が流れると思います。


好きではない人と仲間でいることを重視したがために、いつもそのような人に囲まれていると、未来に向かって「出世ができない」「気持ち良い仕事ができない」「良いお金が流れてこない」そんな風に思うのです。

 

実際、気持ちの良い会社の社長達をみていると、みんな人格者です。

 

独立したい、起業したいと考えている方は、会社の実際的な運用を考えると同じ位、いえ、それ以上に自分の心の生き様を考えることをオススメします。

 

それが「会社の結果」となります。

 


「また、あの人に会いたい…」と、あなたは思われていますか?

 

きっと、そうのようになれる自分の努力が、あなたの心の財産になると思います。