TOMOIKU 共育-経営者が思う21世紀

経営30年で経験や想うをことを綴っています。センスある生き方や生活が彩られますように…

情報社会という海でおぼれたら負け!静かに自分を見つめて「逆張り情報」を得よう

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人から得た情報をそのままコピーして実行しても遭難する!

 

仕事で企画・営業をされている方や、起業を検討されている方は「異業種交流会」のような会に足を運ばれる場合もあると思いますが、その情報の宝庫とされてみえる場所で、溺れてしまう方がいます。

 

個人の付き合いで言うと、「ママ友のランチ」などが同じ状況で、法人向けのように書かれていますが、個人も同じことだと思うのです。


現代はネットでいろいろ知ることが多いと思いますが、人は「本当によいこと、利益になること」を知らない人に伝授することがなく、もし教えてくれるとしたら、後々その人から利益を得ようとしているのでしょう。

 

もし、あなたが人数の限られた中で、何か利益が得られる場合、自分の利益が脅かされてしまうリスクがあっても知らない人に教えたいですか?

 

Win-Winの関係であれば双方にとって利害が一致するので、真の相乗効果を期待するのが当然ですよね。


現在波に乗っている情報が最高潮で、得られる「情報と状況」はすぐに「過去」になります。

そして、次に乗れる船を探しにでかけます。

 

「お互い情報を交換して、いっしょに伸びていきましょう…」と言っている人に限って、自分の情報がすばらしいと思っているのか?情報を持っていないから引き出そうとしているのか?…ただ、ほとんど得られるものもなく、浅瀬の世界にいます。

「井の中の蛙大海を知らず」とは、このようなことなのだと思ったのです。

 

そして、ママさんたちは、情報交換の誘いには気をつけてくださいね。

情報元は誰?というトラブルが多く、利用されやすいですよ!

 

起業して、数十年後のビジョンがなく大きな波に乗ってしまったあと、目的が見つからず燃料もなくなり、遭難する会社が多くあります。

 

勤務している会社が嫌で起業して、数年間は生きていかれたけれど、次の戦略が見つからず会社を閉鎖し、再就職も難しく露頭に迷ってしまう…

 

数十年後には、あれほど嫌だった会社で働いていた同僚が、その会社でイキイキとしていた。という結末もあります。

 

ほんとうに…そのような状況の人たちを多くみてきました。

 

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情報の波におぼれたら負け

毎日膨大な量の情報に振り回され、多くの人に会い、仕事に追われていると情報という海の波で溺れてしまい、自分を見失ってしまうので、その情報をひとりになって静かに整理をして、創造的に考える時間が必要です。

 

情報は「量と価値が比例しない」ことが多く、量より質が大切であり、本当に役立つ情報だけを入手して、自分が生きているであろう数十年先のビジョンを静かに考えることが大切です。


情報は自分でも生み出せる

 

情報って、人から得るものと思っていますか?

 

情報はただ自分へのヒントであり、十分自分も「情報」を持っています。

 

自分が心の中に持っている「困ったことや物」上司への自分の愚痴から得た「改善策」が目標となり、ビジネスになるひとつです。

 

最悪の状況がチャンスを生み、新しい思考が生まれると思います。

 

私の亡き父が大空襲の時の話を私によく聞かせてました。

 

「多くの方が火が燃え移っていない風下に逃げる!しかし、生き延びるためにやけどをしても燃えた後であろう沈下が見込まれる風上に逃げる!」

 

父は、自分が生き延びるための究極の選択を、私に話ましたが…ほとんど博打的な話ですよね?

 

経営は博打ではないのですが、企画・商品・新規事業内容などがアタルか?ハズレるか?という繰り返しです。

 

みんなと同じ方向性の事業をしても、終わる運命も同じです。

 

みんなで同じ方向を向いていて、それぞれが利益を得ていても、大手の参入で小さい団体は「資本」という武器で過当競争に負けを認める結果になる可能性が大きいのです。

 

ブームになった商品・企画・テーマ・会社…など、いつか衰えますし、いずれか大手企業が目をつけ自分で手がけます。

 

 

困ったこと、人がしないようなこと、ピンチの中に見えてくるものがあります。

 


このようなに、常識や流行の逆を行く「逆張り情報」をビジネスで考えてはいかがでしょう。

 

生活の中で、今の自分に息苦しさを感じたら、「逆張り情報」で新しい自分も見つけられます。